NSX NA1 エンジンオーバーホール其の2
今回は分解・洗浄して気になった所の修正とシリンダーヘッドの加工をしていきます!
先ずはクラッチからです。
この指の先のボルトが付いていませんでした。f^_^;
発見‼︎
ここにいました❗️
高回転で回っている所なので、他に損傷が無くて良かったですね!
浸透探傷検査‼︎
大容量のアルミ製オイルパンになります!
以前、電動オイルクーラーを取り付けした時から気になっていた部分です!オイルパン下部がオイルにじみで汚れてました。今回ついでに、漏れ箇所の特定と修理です!
レッドチェックです❗️
先ずは汚れを落として赤いスプレーを塗布します! 約1時間放置後、ウエスで拭き取ります!その後浸透剤(白)を塗布します!暫くするとクラックや巣があると赤く浮き上がります!原因は、2箇所に浮かび上がった巣でした。
続いて、右リヤハブにガタがありました。
この車両は、エンジンを下ろす時にサスペンションメンバーごと下ろします。その際に発見すると事が出来ました。
恐らくこのベアリングは20数年来変えた事のない物だと思います!
インテーク側のポートになります!
通称NSXポートです!と言うかまんまNSXポートですね!(笑)シリンダー製造時にポート内に特殊な樹脂コーティングを施し、ポートの壁面をより滑らかにしている。
面粗度を約40%低減してるそうです!
歴代タイプRやS2000にも採用されてますね!
分かりづらい写真ですが、ポートとガスケットに段付きがあります!これを修正してきます!
コレクター側の段付きです!
エンジン側ばかりに気をとられがちですが、こちら側も段差有ります!こちら側を作業しないで、エンジン側だけやるとかえって大きな段差を付ける事になりますよね。
インマニ側の段付きです!
エキゾーストの段付き⁇ズレです。今回は、ハイカム・ハイコンプ仕様に合わせて、段付きはもちろん、ポート形状変更もしていきます!
シートリングの段付き修正しました。
こちらの作業は、IN・EX12箇所行います!
一気にここまで作業出来ないので、荒削りから始まり中研ぎ・計測・修正・計測・仕上げ研磨と刃を何回も替えながら作業していきます!
エンジンのコンディションや作業内容にもよりますが、今回はこの後、ビックバルブ仕様に合わせてシートカット作業と同時にPBB(リン青銅)に交換しました。
体力と集中力の関係で、一気に出来ません。(笑)
次回は、腰下作業をご紹介したいと思います。
最近は、ホンダ車の作業が続いてましたが、水平対向エンジン何かも実績ありますので、
ご相談下さい。
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